シアターロボティクス
プロジェクション等、
最先端技術の権威や大学に
ご協力頂いております。
パートナーとして、
各界の第一人者に技術協力をしていただき、作品を創っています。
シアターロボティクスには、
「二速歩行ロボット」の第一人者である
早稲田大学ヒューマノイド研究所の所長である高西淳夫教授、
そのお弟子さんである東京電機大学の遠藤信綱準教授、
プロジェクションマッピングは、
国立電気通信大学の橋本直己教授にお力を借り製作進行しています。
筑波大学の施設であるエンパワーメントスタジオでは、
作った映像を投影し検証をしました。
初期は、ブラック・ジャック『人面瘡』の肘とお腹にできる2体の顔型ロボットを早稲田大学ヒューマノイド研究所の高西淳夫教授の研究室で設計してもらい、
製作、百武スタジオの特殊メイクをつけ上演しました。
この顔はリモコンでそれぞれ目と口、舌が動き、喋り、目は赤く光るという漫画よりリアルな表現ができるものとなりました。
お腹の蛙に似た人面瘡は、落語家に蛙と喋りの二役を演じてもらいました。
早稲田大学ヒューマノイド研究所では、
大学院生の研究者カリキュラムとして2年間に渡り、
等身大ピノコを設計し、製作してもらいました。
水槽の中でバラバラに動く手脚を手術で胴体につなげるとひとりの女の子として動き出すという原作漫画通りの動きをロボットで完全再現しました。
また、ピノコの眼とブラックジャックのメガネにはカメラを内蔵し、
手術シーンは両者のカメラを切り替えて、映像でスクリーンに映し観客にピノコ目線ブラック・ジャック目線でシーンを進行させるという演出を施しました。
誕生したピノコ目線で客席をパーンして移す生映像は、深い感動をお客様に呼び起こしました。
手塚漫画に登場するガス抜きキャラである『ひょうたんつぎ』と『スパイダー』2体をリモコン操作で操つれる機体として製作し、
緊迫したシリアスなシーンに登場させました。
記念すべき第1回目の公演『オクチンの大いなる怪盗』では、
原作をアニメーション化しプロジェクションで投影し、
俳優が未来のメガネをかけると未来の袋が現れ、
メガネを外すと袋が消えるなど俳優の動きと原作アニメを
融合させ舞台公演を行いました。
また、崖のスライドの動きにパントマイムの動きをつけ、
アニメの崖を役者が登って行く演出をつけました。
ブラック・ジャック『人面瘡』では、
殺人鬼の顔にプロジェクションマッピングで人面瘡の顔を映し出し、
二重人格者と普通の人間とを一瞬で変化させる演出を施しました。
これらの様に手塚公演シリーズでは、
漫画と俳優の動きが融合して芝居が進行していくのが特色です。